「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である
坂本光司先生の講演会を聞きに行ってきました
『企業にとって人財育成が重要な理由』と題したその内容は・・・
経営は「ヒト・モノ・カネ」ではなく、
1も2もなく、すべて人財である
人材の育成と確保を熱心にしている企業は
好業績をあげているということで、事例を沢山挙げてお話しいただきました。
まず、企業の使命とは何か・・・というと、
「社員とその家族の命と生活を守ること」である。
社員の幸福なくして、企業は成り立たないというのです。
では、なぜ社員を幸せにするのか・・・
よく顧客満足といいますが、
お客様を喜ばせるのは、誰ですか?
お客様と笑顔で接する社員であり、
お客様を満足させる商品開発を行う社員なわけです。
その社員が幸せでなくては、
笑顔で接することも、
お客様のための商品を開発することもできないのではないでしょうか。
ESなくして、CSはないのです。
また、景気が悪くて・・・といいますが、
景気が悪くても好業績の企業はたくさんあります。
好業績の企業は、規模・業種・所在地など関係ありません。
景気はつくられるものではなく、つくるものだとおっしゃっていました。
景気が悪くて、人の採用を控えることがありますが
人財がいるからこそ、「新しい価値・商品が生まれる」のであって、
人の採用を控えれば、発想する社員が減ってしまい、
企業は後退してしまう。
だからこそ、景気が悪くても人に対する確保および育成費用は減らしてはならないのだそうです。
好業績の企業は、
教育時間/総労働時間×100=3%超え である。
また、
教育費/従業員数=10,000円超え であるそうです。
つまり、教育に時間も費用も費やしていることになります。
必ずしも、どこか研修に行く必要はありません。
朝礼でも、いつもの会議でも、
OJTでもいいのです。
どれだけ社員を大切にできるのか。
成長する企業の共通点は、そこにあるのだと思います。